UnderWater

海のなかの世界を少しだけお届けします。
#3 足摺の海1
今回は、作者が高知県土佐清水市に調査に出かけているため生物の生活について詳しくではなくて、いま私が潜っているところにいる生物をご紹介します。
 右の写真→はオニヒトデ。珊瑚礁の海にいます。サンゴを食べて生活していることで知られています。このヒトデは猛毒を持ち、あやまって手を付いてしまうと4〜5日は非常に痛む上に、関節付近に刺さると関節が1年以上も曲がらなくなってしまいます。いま私が潜っている海ではたくさん見かけます。沖縄などでは観光資源であるサンゴを食べ尽くしてしまうため、駆除などの活動が行われています。
←カワハギ。みなさんの食卓にも上る事のあるカワハギです。刺身、きもあえ、煮付けなど淡泊で非常に美味です。この写真では、雄と雌が求愛行動をしています。互いのしっぽを追いかけるようにくるくると回りながら上昇していきます。
 水深100m以浅の砂泥底や岩礁域でふつうに見ることができます。小型甲殻類や、ゴカイ類、貝類などを食べています。私たちが潜っていると、興味深そうにしかし用心しながら近寄ってきます。大きな目をぎょろぎょろして、こっちを見ている様は非常にかわいいです。夜間には底のほうで眠っています。ライトの陰に手を隠してそっとつかむことができます。この鈍くさいところがまた魅力の一つです。
→シマウミスズメ 水深5m〜20mくらいの岩礁域から砂地にふつうに見られます。ハコフグのなかまで皮膚に粘液性の毒をもっています。このフグには1〜2mくらいまでふつうに近づくことができますが、それ以上近くに寄るとしっぽを巻いて(写真)逃げていきます。
次回も足摺の海の生物たちの写真をお届けします。
 
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